ギグエコノミーで日本は貧困になる!?働き方のメリットデメリットは何?

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現在今までの働き方が見直されていますが、その中で注目されているのがギグエコノミーです。ギグエコノミーはインターネット社会における新たな経済形態であり、今後日本でも大きく拡大していくと予想されます。

しかし、一見新たな働き方として期待できる一方、新たな社会問題を生む可能性があります。それはいったいどのようなことなのでしょうか。メリットとデメリットを纏めてみました。

1. ギグエコノミーとは?

ギグエコノミー

ギグエコノミーとはインターネットを通して、仕事を受注したりプロジェクトに参加したりする働き方と、それらによって成り立つ経済の形のことをいいます。ギグ(Gig)というのはジャズ用語で一度だけのセッションをやる時に使用されたスラングです。具体的には以下のような仕事のものです。

ネット仲介で配車サービスの運転手になったり、ネット経由で企業からデザインやサイト制作、コンテンツ制作、便利屋サービスなどを受注したりというように、非正規労働で一回一回仕事を請け負う就業形態の広がりを指します。

つまり現在存在するサービスに照らし合わせると配車サービス「ウーバー(Uber)」によるドライバー側や民泊マッチングサイト「エアービーアンドビー(Airbnb)」の部屋を提供するホスト、そしてデザイン業界やシステム開発業界における単発で仕事を請け負うエンジニアということになります。

2. ギグエコノミーのメリットは?

そこでギグエコノミーが今後広がるにつれてどのようなメリットがあるか考えました。

ギグエコノミーのメリット:ワークライフバランス

ギグエコノミー

まずやはり考えられるのが働けるタイミングで働くことが出来るということ。もちろんプロジェクトなどに入るとある程度の期間の時間拘束がされるかもしれませんが、基本的には依頼と納期だけが決まっており、その納期さえ守れば自由な時間に働くことが出来るので子供や家族、自分の時間を確保することが可能です。また、通勤時間や無駄な会議時間なども省かれるので時間がとても有効活用出来ることになります。

ギグエコノミーのメリット:リソースの有効活用

ギグエコノミー

そして次に考えられるのは、使われていないモノなどを有効活用出来るケースがあるということです。エアービーアンドビーなどでは使っていない部屋や家などを安くで貸すことでホスト側も収益が上がるし、使用する側も低コストで泊まれるという双方に経済的メリットがあります。これは人においても同様で、ちょっと時間がある時に仕事を請け負うこともできて収入を得ることも出来るので、今まで放置されていたリソースの有効活用ということになるでしょう。

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3. ギグエコノミーのデメリットは?

次にギグエコノミーのデメリットを紹介します。やはり効率化の裏には問題があるようです。

ギグエコノミーのデメリット:安定収入を得ることが難しい

ギグエコノミー

まずギグエコノミーのデメリットとして考えられるのが、単発による仕事の請負の為安定収入が得ることが難しいことでしょう。既に十分の資産を持ち、時間の有効活用としてギグエコノミーに参加したり、十分能力が高く仕事が引く手あまたの方が参加するのは問題ないのかもしれませんが、一般のスキルしか持ち合わせない方には常に次の仕事があるかわからないという不安定要素を持ちあわせることになります。

この結果は負のスパイラルに陥る可能性があり、仕事がもらえない人は他人より安くで仕事を請け負ったり、他人より過酷な条件を受け入れたりということになりかねず、どんだけ働いても収入が伸びず、ただ労働力だけを搾取されるといったことになりかねません。

ギグエコノミーのデメリット:サービスの品質が下がる

ギグエコノミー

そして懸念されるのが様々なサービスの質が下がるということです。専門職には専門ゆえの知識とスキルがあります。しかし、ギグエコノミーの多くはそのようなプロフェッショナルなスキルを持ち合わせていません。だからこそ安いというメリットはあるのですが、ギグエコノミーが広がるにつれてそれらのスキルが全体的に衰える可能性があります。

これも労働力の搾取に繋がる点ですが、消費者は商品やサービスの選択に低価格を重視する傾向があることから、品質は置いといてより安いものを求めがちです。そしてサービス提供側はより安く、更に安くと値段を下げていくことになります。もちろんそれでいいから選択していると言えますが、コストを下げるとサービスレベルも下がることから大きなトラブルになるケースなども多くなるのではないでしょうか。

このようにギグエコノミーの広がりは様々なビジネスチャンスと働き方・生活の仕方の改善に繋がると思いますが、十分な資産やスキルを持ち合わせていない人がそこに参加すると、ただただ労働力を搾取され不安定な生活を続けざる終えない状況が生まれてしまうでしょう。今後日本にもサービスはより展開されていくと思いますが、ギグエコノミー貧困のような新たな貧困形態が生まれるかもしれません。

自分自身の自律性を高めることが時間の有効活用には大事!

この記事のチャナレはこれだ!

・ギグエコノミーが今後日本でも広がっていく

・ギグエコノミーとはインターネットを介して仕事を単発で請け負うことである

・ギグエコノミーはワークライフバランスやリソースの活用に効果がある

・ギグエコノミーはサービスの低下と労働力の搾取に繋がりかねない

・ギグエコノミーに参加できるのは、資産が十分にある人やスキルをしっかり持ち合わせている人

・今後の日本ではギグエコノミー貧困のような新たな社会問題が出る可能性がある

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