5月22日のBBCニュースでエベレスのヒラリーステップが崩壊しているのが確認されました。多くのニュースはこのヒラリーステップの崩壊で更に登頂が難しくなるとの見解を示しています。
このような中、やはり登山家はエベレストを目指すと思うのですが、頂上には行くことが出来るのでしょうか。そしてそのエベレストの登頂を目指すにあたってどれくらいの人数が残念ながら死んでいるのでしょうか。調べてみました。
1. エベレストざっくり紹介
エベレストは中国とネパールの国境にあるヒマラヤ山脈の世界最高峰の山です。英語ではエベレスト、チベット語ではチョモランマといいます。ちなみにエベレストの名前の由来は昔インド測量局で長官を務めたジョージ・エベレストからとられたそうです。エベレストって人の名前だったのですね!
エベレストの標高は8850mであり、地殻変動などで年々変動していると考えられています。ちなみにインド測量局が1954年に計測した際は8848mだったそうです。もちろん現在のGPS技術が進化したことによって正確な数値が測定されたのですが、少なからず地殻変動の影響もあるのかもしれません。
2. エベレストのヒラリーステップとは?
ヒラリーステップとは1953年にエベレストに初登頂したイギリス隊のメンバーであるエドモンド・ヒラリーの名前に由来されています。こちらのヒラリーステップは頂上に繋がる難所と言われていましたが、現在の登山技術の進化において大分難易度は和らいでいたそうです。昔のように自分でルートを工作して頂上を目指した時代では、それは最大の難所といっても過言ではなかったそうです。
こちらで有名なのがヒラリーステップで発生する登山シーズンの渋滞です。4月から6月にかけては登山者が多く訪れる反面、頂上では限られた人数しか立つスペースが無いことから順番待ちが発生するそうです。
これは日本の槍ヶ岳でも同じような渋滞が発生しますね!後ろが待っている為頂上でゆっくりすることは出来ず、立って写真とったらすぐ下山というちょっともったいない感じがしますね(笑)
。
3. ヒラリーステップが崩壊による影響は?
そのようなヒラリーステップですが、2015年のネパール大地震の際に崩壊してしまいました。そもそも多くの登山家の方は難所と言われるヒラリーステップを避けて、雪が積もっている斜面を選んで上っていたそうですが、今回の崩壊によって更なる難所が出来たかもしれないと言われています。
4. 現時点でエベレストの死者数は何人?
現時点でのエベレストの死者数は2017年5月21日時点で292名となっております。日本人においては現時点までに19名の登山家が命を落とされています。そして半分以上は登山家と共に上ったシェルパであるネパール人の方が命を落とされている状況です。
恐らく今回の崩壊により新たな難所ができたならばそこに挑戦して登頂することで登山史に名前を刻みたいと思う登山家は少なからずいると思います。そもそも、登山は難易度の高い登頂ルートをわざわざ選んだり、酸素などを持たず過酷な環境の中で登頂したりと、自らハードルを上げることによって記録を作っていくものです。そしてそのトライには多くの死も隣り合わせになります。
この記事のチャナレはこれだ!
・エベレストのヒラリーステップがネパール地震の影響で崩壊したことが確認された
・エベレストの名前の由来はイギリス人のジョージ・エベレスト
・ヒラリーステップの名前の由来はエベレストの初めて登頂したエドモンド・ヒラリー
・ヒラリーステップでは登山シーズンには渋滞が発生する
・エベレストの現時点の死者数は5月21日時点で292名
・その中での日本人の死者数は19名
・登山家には新たな難所に必ず挑戦する人物が出てくるので、登頂にはくれぐれも気をつけてもらいたい
コメントを残す