選挙期間中から特にメキシコに対してはとても厳しい発言を繰り返していたトランプ大統領。先日の大統領令では正式にメキシコ国境に通過不可能な具体的な障壁を作れと発表し、問題となっています!また、壁を作る費用はメキシコが負担せよと迫っている為、メキシコ側が激怒しており、首脳会談などが軒並み中止となっていました。
そのような中でとても面白いニュースが入ってきました!アメリカとメキシコの国境には既に多くのトンネルが存在するというのです!国境に地下トンネルがあれば壁を作っても意味がないのですが、実際どのようなトンネルがどれくらいあるのでしょうか?
1. アメリカ・メキシコ間のトンネルの数は?
アメリカの麻薬捜査局によると、アメリカに向けて掘られていたメキシコの国境をまたぐトンネルは1990年から2016年3月までの間に合計で224本も発見されていることが公表されました。しかもその発見されたトンネルのうち8割はしっかりアメリカにまで到達していたそうです。
これは凄い数ですね!大体長さも500メートル前後のものから1キロに至るまでのものもあり、メキシコ人の執念を感じさせます!また、メキシコ国境と接しているアメリカの州は4つあるのですが、トンネル発見の多くがアリゾナ州で見つかっているそうです。きっとアリゾナ州が穴場なのでしょうね!
2. アメリカ・メキシコ間のトンネルはどのようなもの?
トンネルのサイズは色々あるようなのですが、2009年に発見されたトンネルは長さ約800メートル、深さが21メートル、横幅が90センチあったそうです。そしてそこには密輸品を運ぶための貨車が敷かれており、換気システムや、沈下や落盤を起こさないための金属の柱などがしっかりと建設されていたそうです。
このことからも、メキシコ人のトンネルに対する強い思いが感じられますね!トンネル内でより多くの密輸品をより短時間でより安全に運ぶために、色々工夫されています。メキシコの密輸組織は土木スキルがとても高いようですね!
ちなみに、メキシコの麻薬王でもあるホアキン・グスマン氏が逮捕された際に、刑務所の地下に掘られたトンネルを通って脱獄をするという神業を見せたことがあります!トイレに行くような形でしゃがみ込み、監視カメラから姿が消えた瞬間に、そのそばに掘られた穴から見事に脱獄しました。そのトンネルにはバイクも用意されており、その地下トンネルをバイクで走って逃げるという映画でしか考えられないようなことをしていましたね!このことからもメキシコの麻薬組織はトンネル採掘スキルがとても高いことがわかります!
3. アメリカ・メキシコ間のトンネルで運んでいるものは?
この大きくて立派なトンネルは何に使われているかというと、やはり麻薬の密輸を主な目的としているそうです。あるトンネルでの摘発に成功した際にはなんと12トンのマリファナを押収したそうです!密輸の量が半端ないですね!その物量を1回で運べるくらいの立派なトンネルであるということがわかります。
麻薬の密輸があれば、もちろん不法移民からお金を貰い、検問を避けるためにトンネルを通す役割も担っていると思いますが、不法移民用として使う場合、その移民が捕まればトンネルがばれてしまう可能性もあるので、やはり物の密輸はメインなのではないでしょうか。
ちなみにこのようなトンネルをどのように見つけるかというと、麻薬捜査官がおとり捜査で麻薬組織内で潜入し、実際に麻薬の密輸を手伝うことで発見されるケースが多いそうです。アメリカの麻薬捜査官はトンネルを見つけるために、かなり命を懸けて働いています!
つまり、いまトランプ大統領が必至になって9200億円の費用をかけてメキシコ国境に壁を建設しようとしていますが、それ以上にメキシコ麻薬組織のトンネル採掘スキルは高く、なんなりとアメリカ側に侵入できることがわかります。
現時点で224本見つかったということですが、恐らく見つかっていないトンネルがまだまだあると思われます!壁ができればむしろトンネル採掘が活発になるに違いありません!こういうのはいたちごっこなので、決して解決しないでしょうね。どうせ壁作るなら土木スキルの高いメキシコマフィアを雇って建設するのが一番素晴らしものができるかもしれません(笑)。
トランプ大統領についてもっと知りたい方はこちらのまとめ記事をチェック!
この記事のチャナレはこれだ!
・アメリカ・メキシコ国境をまたぐトンネルは2016年3月までに224本みつかっている
・国境をまたぐトンネルは輸送システムや換気システムが完備されている
・主に大量の麻薬をメキシコからアメリカ国内に密輸している
・メキシコマフィアは土木建設スキルが高い
・トランプが作ろうとしている国境の壁は意味をなさない可能性がある
・国境の壁はメキシコマフィアが作ればとても良いものができる
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