現在、トランプ大統領が空母カール・ロビンソンを主軸とする駆逐艦と巡洋艦による打撃群を北朝鮮海域に派遣し、いつでも北朝鮮に対して攻撃できる体制を整えています。他方、金正恩率いる北朝鮮は、この圧力に対して屈する姿勢は見せず挙国一致状態でアメリカと戦争しようとさえしている状況です。北朝鮮はしきりにアメリカ本土を核攻撃するとメディアを通して伝えています。
このような状況の中で日本はアメリカの打撃群に自衛隊の護衛艦を派遣し、アメリカと共に協力していく姿勢を見せています。もちろんアメリカと最大の同盟国として自負している日本ですからアメリカが攻撃されるとなれば協力することは当然でしょう。
しかし、本当にアメリカ本土が攻撃されるのでしょうか。北朝鮮と有事になった場合、北朝鮮の現在の技術では遠く攻撃成功率が限りなく低いアメリカ本土を狙うとは思えません。それよりも距離も近く、現在の北朝鮮の技術で十分に狙える韓国と日本を標的にするのではないでしょうか。
もちろん、日本政府はこのことを十分に把握しており、アメリカに懸念を常に伝えている状況であると言えます。しかし、アメリカ追従が日本の生きる道でもある為、アメリカが先制攻撃すると言えばイエスとしか言わないでしょう。
そして、もしアメリカが先制攻撃で金正恩の暗殺を失敗した場合、必ず報復が実施され日本も標的にされるでしょう。主に米軍基地のあるエリアが狙われると予測されていますが、本当にそうなのでしょうか。後のない金正恩が相手の戦力を削ることを考えるよりは、相手に大きな被害を与えるということしか念頭にないのではと思います。
このような仮説を立てた場合、北朝鮮は日本のどのエリアを標的とするでしょうか。
目次
1. 北朝鮮から狙われるエリア:在日米軍基地エリア
まず単純に考えられるのが、北朝鮮の攻撃の拠点となる在日米軍基地のあるエリアでしょう。在日米軍基地は北は青森県の三沢から中心や横田や厚木などの関東、南は沖縄にまで展開されています。北朝鮮が狙うとするならば基本的に在日米軍基地の中でも重要な拠点か日本海側にある攻撃の拠点となる基地でしょう。
このように考えた場合、候補にあがるのは本土最大の空軍基地である青森県の三沢基地、東京にあり在日米軍司令部のある横田基地、そして海兵隊などの実働部隊がいる岩国基地などではないでしょうか。日本最大の基地は沖縄ですが、北朝鮮までの距離的に沖縄の米軍基地が中心となった作戦を遂行することはないと思われます。
2. 北朝鮮から狙われるエリア:原子力発電所
そして次に北朝鮮が狙うと考えられるのは、攻撃が成功した場合にダメージが大きい箇所だと思われます。日本には北海道から九州まで、海岸沿いに多くの原子力発電所があり、福島原発の事例からも一度問題が発生すると手が付けられなくなるものであります。
北朝鮮の攻撃力は限られていることを考えると、より少ない攻撃で被害を最大化できる原子力発電所を狙うことも想定されるのではないでしょうか。
もちろん原子力発電所は基本的に人口密集地から離れた場所に建設されているので、たとえ問題があったとしてもそこまでダメージはないのではと思う方もいるかもしれませんが、放射能汚染は広範囲に広まるため、長期的にみた被害は福島原発同様に巨大なものとなるでしょう。
3. 北朝鮮から狙われるエリア:人口が集中する都市部
そして北朝鮮の攻撃対象として考えられるのが、人口が密集する都市部であります。これに関しては大阪や名古屋を攻撃しても、政治や経済の中心地である東京を潰さない限りは効果は限定的であると考えられることから、東京への攻撃一択なのではないかと思います。
日本のシンボルであり政治経済すべての中心である場所なので、東京に一発でも爆弾が落ちればたちまち大パニックになります。また東京を攻撃したとなれば金正恩的にも他の場所を攻撃するよりも納得のいくものになるのではないでしょうか。
4. 北朝鮮が攻撃の標的とする場所は?
このことから北朝鮮が標的とする場所は2つと推測しました。
標的①:青森県
まず考えられるのが青森県です。青森県は日本最大の米軍基地である三沢空軍基地があります。この基地は極東アジアを監視下におく最重要拠点であり、もちろん北朝鮮に対する攻撃がある場合はこの基地から援軍などが飛び立つことになると思います。北朝鮮が自国の被害を減らすために、まず攻撃しないとダメな場所だということになります。
青森県はとても田舎で何もないと思っている方も多いかもしれませんが、青森県は三沢基地という米軍の拠点であると同時に日本の原子力政策の重要拠点でもあります。青森県には東京にも電力を送っている東通原子力発電所があり、また原発で使用したウランやプルトニウムを再処理する六ケ所再処理工場があります。この2か所を攻撃された場合は青森県だけでなく日本の被害が甚大となり、また三沢の米軍基地も汚染により維持できなくなる可能性があります。
米軍基地を直接狙うのは難易度が高いことを考えると、青森の原発やウラン再処理工場を狙う確率は高いと思います。そして三沢基地を機能不全にできれば北朝鮮にとって大きなんアドバンテージとなるでしょう。
青森県といえば恐山や五所川原の賽の河原といった霊界の入り口のような場所ですが、実際に攻撃されれば被害が甚大となる本当に霊界が近い場所でもあるのです。ちなみに青森県には新郷村にキリストの墓もありますので、もはや霊界そのものかもしれません。
標的②:東京都
そして次に考えられるのはやはり東京都でしょう。東京には在日米軍の指令部もあり、世辞時経済の中心地でもあり世界的なインパクトも絶大であることから、東京に集中して攻撃を仕掛けてくる可能性があります。先ほども述べたように、もし一発でも爆弾が落ちれば東京は間違いなく大混乱になります。雪が3センチ積もっただけで大混乱になる都市ですから、すべての機能がストップし、まず経済面で大損失が生まれると思います。
そして世界でもトップクラスの人口密度の高い都市であることを考えると、多くの人が被害を受けると想定できます。もし東京が攻撃されれば横田基地も100%の機能は難しいのではないでしょうか。混乱が波及し、うまく機能しない可能性もあります。
このようにもし日本が攻撃された場合、標的となるのは高い確率で青森県と東京都だと思われます。金正恩は決してアメリカと戦争になった場合、その戦争に勝つことは考えておらず、いかに相手に被害を出させて自滅するかということを考えているような気がします。
この考えのものとでやはり標的は韓国と日本であり、特に日本は北朝鮮にとっては過去の歴史的にも恨みのある国であるので、ある種同胞である韓国よりも攻撃をしやすいと思われます。
どちらにせよ、このようなことは実現してほしくありませんが、我々日本人は日本のいたるところに北朝鮮の標的となる施設や場所があるということを認識しておくべきです。迎撃ミサイルが配備されているとはいえ、防御力は100%ではなく、2~30%であるとも言われています。
このことからも最善の方法は戦争をしないことです。外交による解決はもはや不可能なのかもしれませんが、アメリカ追従のみを選択していたらいずれは身を亡ぼすことになると思います。
トランプ大統領についてもっと知りたい方はこのまとめ記事をチェック!
この記事のチャナレはこれだ!
・アメリカと北朝鮮が戦争になった場合、間違いなく日本は被害を受ける
・北朝鮮は日本の米軍基地、原子力発電所、そして人口密集地を狙うと想定される
・北朝鮮の限られた攻撃力の中で優先して攻撃するのは、青森県と東京都
・青森県には空軍の拠点である三沢基地、原子力政策の拠点である原発と再処理工場がある
・東京都は日本の政治経済の中心であり、また米軍総司令部の横田基地がある
・どちらを攻撃されても日本の被害は絶大
・青森は特にキリストの墓もあるので、全世界のキリスト教徒は青森を守って欲しい
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