選挙期間中からずっとロシアとの接触が疑われているトランプ大統領。しきりにロシア側との接触は否定しているものの、大統領補佐官がロシア大使との接触が原因で辞任したり、選挙中のロシアからのサイバー攻撃を理由にFBIが操作に乗り出したりしています。
このような中、トランプ大統領は新たな大統領補佐官に反ロシア派のマクマスター氏を登用したり、ロシアとの疑惑を報じるメディアに対しては常にフェイクニュースと攻撃を加えてきましたが、今回あのトランプ大統領の愛娘であるイヴァンカさんの夫であり、トランプ大統領を選挙期間中から右腕としてずっと支えてきたジェレッド・クシュナーさんに対してロシア側との接触のスクープが報じられました!
トランプ大統領の側近中の側近と言っても過言ではないクシュナーさんは誰と会合をしたのでしょうか?そしてその会合の内容とはどのようなものなのでしょうか?
1. クシュナーざっくり紹介
ジャレッド・クシュナーさんは1981年1月10日のニュージャージー州生まれ。クシュナーさんの祖父母はベラルーシからアメリカへ移住したユダヤ人であり、ホロコーストの生還者だそうです。クシュナーさんの父親はお金持ちで民主党へ多額の寄付をしている人物でもあります。
クシュナーさんもユダヤ人であり、ハーバード大学を優秀な成績で卒業している超賢い実業家です。しかもトランプ大統領の娘のイヴァンカさんと結婚し、さらにビジネスを成功させるための環境が整っています。ちなみにイヴァンカさんもクシュナーさんと結婚する直前にユダヤ教徒へと改宗しているそうです。
これだけでもクシュナーさんが相当やり手の実業家なのではということが伝わってきます。しかも若くして事業買収を繰り返して自社を大きくしており、勢いにのっています。ユダヤ人はビジネスが上手いといいますが、本当のようですね!
2. クシュナーとロシアとの接触
クシュナーさんはトランプ大統領の上級顧問として現在ホワイトハウス内で働いています。しかもクシュナーさんはホワイトハウス内の人事権について影響力を持っていると言われており、トランプ大統領の側近であったマイケル・フリン氏をロシア大使との接触の疑義で解任したのはクシュナーさんだと言われています。
このような中、ロシアの開発対外経済銀行の幹部とクシュナーさんが2016年に会談したとの報道がありました。報道内容ではロシア側はクシュナーさんと投資に関する意見交換を実施したのみとしています。
しかし、2016年とはアメリカ大統領選挙期間中であり、本当に投資の話だけされたのか疑わしいのではないでしょうか?ロシア開発対外経済銀行は政府機関系の銀行であり、ロシアの対外政策にはとても影響のある機関の一つです。もちろんこの銀行が直接的ではなくともプーチン大統領の影響を受けることは難しくないように思います。クシュナーさんはこのような重要な時期になぜロシアと接触をしなければならなかったのでしょうか。
3. クシュナーによる選挙サポート依頼
まず考えられるのが、時期が去年ということからもトランプ大統領の選挙サポートを依頼したのではないかということです。クシュナーさんの実業家との立場上、銀行側と接触するのは特段怪しまれないと思われます。
銀行側の政府要人と選挙プランを相談し、どのようにトランプ大統領の勝利に導くか協議した可能性はあります。そしてこの場で協議した内容をロシア側は政府へ持ち帰り、サイバー攻撃などの手段を実行したのかもしれません。
今までロシアとの関与を疑われているトランプ政権ですが、どのように接触していたかはとても不明瞭でした。しかし、このタイミングでのトランプ陣営の重要人物であるクシュナーさんが、ロシア政府の重要な機関の幹部と協議していることは何らかの影響があると考えて自然だと思います。
4. クシュナーによるトランプ不動産買取依頼
また考えられるのが、クシュナーさんによるロシア側へのトランプ大統領が保持する不動産買取の依頼です。先日の記事でもお伝えしましたが、トランプ大統領の不動産のかなりの量がロシア人によって購入されているという事実が判明しています。
トランプ陣営は圧倒的にヒラリー陣営よりも寄付金が少なかったと言われており、逆をいうと自己資金によって選挙を戦ったということなのですが、アメリカ大統領戦の必要な資金はトランプ大統領といえども莫大な金額だと思われます。
そこで資金を捻出するために、トランプ大統領の持つ不動産を買い取ってもらったのではないでしょうか?クシュナーさん自身も不動産業もしており、売買も慣れていると思われます。また実際に不動産を購入しているロシア人の中には銀行家や実業家などが多いと言われており、そのような人物はプーチンと繋がっていると推測できます。実際に今回クシュナーさんが協議した人物もロシア開発対外経済銀行の幹部なことからも、資金を動かせる人物が接触しているということは間違いありません。
このようにトランプ大統領とロシアとの関係が少しずつ暴かれてきている状況です。もちろんトランプ大統領は直接的には接触していないと思われますが、ロシアの力を借りて選挙を勝ち抜こうと指示したということはありえると思います。今後のトランプ大統領とプーチン大統領の関係解明がとても楽しみです。
それにしても、クシュナーさんは相当なビジネスセンスを持っている人物なようですね!選挙サポートの依頼にしても不動産買取の依頼にしても、どちらも上手く成功させていると言えるのではないでしょうか。さすがビジネスと言えばユダヤ人と思ってしまいます。どうせならイヴァンカさんの洋服ブランドであるイヴァンカ・トランプもロシアで販売できるように売り込んでもらいたいですね!
トランプ大統領についてもっと知りたい方はこちらのまとめ記事をチェック!
この記事のチャナレはこれだ!
・イヴァンカの夫であるクシュナーはユダヤ人実業家
・クシュナーとロシア開発投資銀行幹部との接触がスクープされた
・接触時期は選挙戦が繰り広げられている2016年というグッドタイミング
・クシュナーは選挙のサポートと資金調達を依頼した可能性がある
・クシュナーは見事に結果を出しており、ビジネスセンスは抜群
・クシュナーがイヴァンカ・トランプの洋服をロシアに売る日は近い
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