Jアラートは間に合わない!?受信後2分で着弾では避難出来ず意味がない!

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全国瞬時警報システムであるJアラートは間に合わず、意味がないのではとの意見がかなり出ています。

8月29日午前5時58分に北朝鮮からミサイルが発射され、ミサイルが通過する地域の人々に対してJアラートが通知されましたが、受信してから数分後にはミサイル着弾の連絡が入りました。

実際にJアラートはミサイル発射から通知受信までどれくらいの時間がかかるのでしょうか。そして受信してから逃げるまでの時間はあるのでしょうか。

1. 北朝鮮が北海道襟裳岬沖にミサイルを発射

Jアラートは間に合わない!?受信後2分で着弾では非難出来ず意味がない!

北朝鮮が8月29日の午前5時58分にミサイルを発射し、北海道襟裳岬から襟裳岬東方1180キロの太平洋上に落下しました。ミサイルは3段階に分裂して飛行したとみられ、ロフテッド飛行ではないもののICBMだと思われます。

このミサイル発射に対して安倍総理大臣は

「わが国を飛び越えてミサイルが発射されたのは、これまでにない重大な脅威だ」

とかなり強めのメッセージを発信しました。また国連安全保障理事会の緊急会合を要請したとされます。恐らく今回のミサイル発射において国連はさらなる厳しい制裁を可決する可能性があります。中国とロシアが前回の安保理決議で賛成に回っていることからも、更なる挑発行動を続ける北朝鮮に対して強硬な締め付けを実施するかもしれません。

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2. Jアラートは間に合わない?受信後2分で着弾?

Jアラートは間に合わない!?受信後2分で着弾では非難出来ず意味がない!

そしてこの北朝鮮のミサイル発射に対して全国瞬時警報システムであるJアラートが発信されたのですが、とても避難に間に合うものではなさそうなのです。

Jアラートとは?

アラート(J-Alert)の正式名称は「全国瞬時警報システム」で、2007年から運用が開始された。衛星を利用して情報をキャッチし、自治体などに流すシステムだ。Jアラートから情報が流されると、〈市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信されます〉ということになっている(国民保護ポータルサイトより)。

Jアラートは間に合わない?受信後2分で着弾?

今回のミサイル発射を例にすると、ミサイル発射から着弾までの流れは以下のようになります。

①午前5時58分:北朝鮮がミサイルを発射

②午前6時2分:政府が北朝鮮からミサイルが発射されたことを発表(Jアラート発信)

③午前6時4分頃:Jアラート対象者がJアラートを受信

④午前6時6分:ミサイルが北海道上空を通過

⑤午前6時7分:北海道襟裳岬から襟裳岬東方1180キロの地点に着弾

この流れを見るに、ミサイル発射からJアラート発信まで5分掛かっていることがわかります。また盲点だったのが、Jアラート発信と受信は同タイミングではなく、多くの方が発信から2分後くらいに受信しているとのことでした。そして2分後にはそのJアラート対象者の地域をミサイルが通過したということになります。

つまり、Jアラートを受信して状況を把握し、安全なところまで避難する時間が2分しかないということになります!はっきり言って2分で避難できる方は相当限られることになります。そもそもJアラートを受信してから、情報を確かめる為にググってしまったらもう手遅れです(笑)。

「どこに避難すれば? まず情報収集だな。テレビをつけて…」などとやっている間に、ミサイルはとっくに頭の上を通過していたのである。北朝鮮が日本国土を狙っていれば、Jアラートに気付いてテレビをつけたと思ったら、もう火の海になっていてもおかしくない。

まさにこの通りですね。気づけば火の海になっていてもおかしくないと思います。

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3. Jアラートは国民にとって意味がないシステム?

Jアラートは間に合わない!?受信後2分で着弾では非難出来ず意味がない!

そしてこうなると思ってしまうのが、Jアラートは国民にとってあまり意味のないシステムなのではということですね。

「Jアラートは100億円以上を投じて整備され、それを伝達するEm-Net(エムネット。緊急情報ネットワークシステム)とセットで国が主導して導入を進めてきましたが、“いざミサイルを撃たれたら、間に合わない”ことは当初から指摘されてきました。それなのに政府が『国民の生命と財産を守るため』と導入をゴリ推ししてきたのです。過去には2008年6月に福井県美浜町で誤作動を起こして『ミサイルが着弾するおそれあり』という誤報を流して住民をパニックに陥れさせたこともあります」

相手は宣言してミサイルを撃ってくるわけではないので、この状況ちょっと考えたらわかりそうですよね。アメリカのような北朝鮮と物理的に距離が大きくある国にとってはかなり効果的かもしれませんが、日本のような隣国には発射を知った途端に着弾してしまうということが容易に想像出来てしまいます。

とはいえ、2分あれば出来ることもあり被害を極力抑えるという意味であるならばまだわからないでもありません。このJアラートを意味のあるものにする為にも、何を最優先して逃げる必要があるか取捨選択を事前にしておく必要があると思います。

このJアラートを意味のあるものにする為には、受信側も日ごろから準備をしておく必要はありますね。そのことが今回のミサイル発射から得られたことを、政府は国民に対して伝えるべきだと思います。

この記事のチャナレはこれだ!

・ミサイル発射からJアラート発信まで約5分

・Jアラート発信から対象者の受信まで2分程度

・Jアラート受信してから2分後にはミサイルが通過していることから逃げる時間は2分

・2分で逃げる為には日ごろからの準備が必要

・国民は有事の際に何を最優先で守らなければならないか考えておくことが必要

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