2017年10月22日に衆議院議員選挙が行われることになりました。この選挙の注目点はやはり自民党が過半数獲得できるか、それとも新党である希望の党が躍進するかという点においてでしょう。
そこで衆議院議員選挙の日程のおさらいと、与野党の方向性について少し考えてみたいと思います。
1. 衆議院議員選挙は2017年10月22日が投票日
9月28日の本会議において衆議院の解散が宣言されました。そしてその後の臨時閣議において投票日が2017年10月22日に決まるということです。
そして選挙活動開始の公示日は10月10日の体育の日になることも同時に決まると思います。よって10月中旬は選挙で日本中が盛り上がることになるでしょう。
任期は4年の衆議院ですが、今回の選挙は2年10か月ぶりの選挙となります。
2. 今回の衆議院議員選挙はどのようになる?
そして今回の衆議院議員選挙がどのようになるかは色々語られていますが、恐らく「政権選択選挙」となる見通しが強いですね。
当初、自民党は森友・加計問題で野党に押し込まれていましたが、最大野党である民進党内部での混乱や山尾志桜里議員の不倫問題などでボロボロになっている時をチャンスとみて、この北朝鮮問題が活発であるこのタイミングであっても解散を選んで過半数を取りに行こうという動きを示しました。当初の目論見のままであるならば、森友・加計問題よりも山尾志桜里議員の不倫ゴシップの方に国民の目が向いている間に過半数取ってしまおうということだったと思います。
しかし、そこに小池百合子東京都知事が新党である「希望の党」を立ち上げて、今回の衆議院議員選挙に参戦してくることになりました。また多くの野党議員が自分の政党を離党し、小池百合子人気で勢いがある新党へ鞍替えをしようとしています。
つまりこの流れは弱体化した民進党よりも希望の党が最大野党になることを示しており、自民党と希望の党の2大政党の対決となる装いとなってしまいました。希望の党はできたばかりですが、内部崩壊が進む民進党が合流する感じとなっているので恐らく最大野党となるでしょう。
3. 衆議院議員選挙で自民党と希望の党のどちらが勝つ?
そして気になるのは次回の衆議院議員選挙で与党である自民党と希望の党のどちらが勝利するかということでしょう。
もしかしたら政権交代もあり得る!という方もいらっしゃるかもしれませんが恐らく自民党が勝つのではと思われます。
次回の衆議院議員選挙も保守系が勝利する
現状の日本の有権者に対してはまず、保守系かリベラル系かでいうと保守系の思考の人が多いように考えられます。よって今回立候補するであろう政党の中で保守系である自民党は森友・加計問題があったとしても強いのではと思います。
希望の党も保守政党!?
しかし、次回の選挙で最大野党になる「希望の党」も実は保守系であります。党首の小池百合子東京都知事はしっかりとした保守思想をお持ちです。このことからも、今まで保守といえば自民党としか選択肢がなかったところに希望の党も入ってきたことで、小池百合子人気もあるので保守系の票が割れるのではとの考えもあります。
ただ、希望の党に入党していっている人の多くは現在の民進党の議員です。民進党はリベラル思想の政党なので真逆の政治思想を持っていると言っても過言ではありません。つまり、今回の希望の党から出馬するかもしれない元民進党の議員は、選挙で勝つことだけが目的のビジョンや思想の無い自己保身者として目を向けられることになるでしょう。こうなると有権者の心象は最悪となると思われます。
鍵を握るのは公明党!?
そこで次回の衆議院議員選挙で勝利の鍵を握るのが盤石な支持基盤を持つ公明党がどちらにつくかということかもしれません。
公明党は基本的に強い者に引っ付いて与党となるという戦略を常としてきています。また現在は国政では自民党と連立を組んでいますが、東京都議会では都民ファーストの会と手を組んでおり、今後は希望の党と手を組む可能性があると言えるでしょう。
現在の自民党では単独過半数は難しいと思うので、公明党のふるまいが勝利の鍵になることは間違いありません。万が一、公明党が自民党を見切り、希望の党と組んだら本当に政権が交代する可能性があるのではないでしょうか。
また現在、野党を団結させるために共産党も希望の党の候補者を推薦する可能性があると言われています。
このように自民党と希望の党の一騎打ちは実は公明党の裁量で事が決まるかもしれません。現段階で自民党と連立を組まないという判断は考えられないですが、小池百合子さんのことですのでひょっとしたら何か起こるかもしれないですね!
この記事のチャナレはこれだ!
・衆議院議員選挙の投票日は2017年10月22日
・衆議院議員選挙の公示日は2017年10月10日
・衆議院議員選挙は自民党と希望の党の一騎打ちとなると推測
・勝利の鍵を握るのは公明党
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