プーチンがロシア国内テロで怒り爆発!ISIS壊滅から先に見る野望とは!?

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先日ロシアのサンクトペテルブルグの地下鉄で自爆テロがありました。犯人は中央アジア出身の若者であることが特定されたと同時に、ISISに関連した犯人によるものだと注目を集めています。

この事件はプーチン大統領をだいぶ怒らせることになっているそうです。この事件の背景にはいったいどのようなことがあるのでしょうか。そして今後プーチン大統領はどのような行動に出るのでしょうか。

1.プーチンのお膝元でのテロ事件

まずは今回の地下鉄テロ事件の概要からお伝えします。2017年4月3日にロシアのサンクトペテルブルグの地下鉄内で爆発が発生しました。これまでに14人が死亡し、50名以上の負傷者が出る大惨事となりました。また爆発から2時間後にモスクワ行きなどの電車も停車するターミナル駅で消火器に偽装した爆弾が発見されました。この爆弾の威力は地下鉄内での爆弾の3倍の威力はあったそうです。もし爆発していたら、甚大な被害が出ていたと予想されます。

2010年のモスクワでの自爆テロや2013年のロシア南部でのバスと地下鉄の連続自爆テロ以降プーチン大統領はテロ対策を徹底してきましたが、今回このような形で悲しい事件が起きてしまいました。このテロ事件の追悼集会にプーチン大統領は出席しています。公には当たり障りのないコメントを発表していますが、内心では相当怒っていると思います。またアメリカのトランプ大統領からも、全面的にロシアを支援するとコメントももらっています。

今回のテロはプーチン大統領の出身地でもあり、市長などもして長年を過ごしたサンクトペテルブルグで発生しました。これは今のプーチンで政権に対する挑発なのではないでしょうか。

プーチンとサンクトペテルブルグの深い繋がりはこちら!

2. 容疑者とロシア社会との関係

ロシアの情報機関は22歳のアクバルジョン・ジャリロフ容疑者の自爆テロであると発表しました。ジャリロフ容疑者は中央アジアのキルギス出身のウズベク系ロシア人だそうです。この22歳の若者を自爆テロに駆り立てた背景はとても複雑なものになります。

中央アジア出身のジャリロフ容疑者はイスラム教徒になります。両親のコメントはそこまで敬虔なイスラム教徒ではないと発表していますが、自爆テロの思想に染まっていった背景にはロシア社会とイスラム教徒、特に中央アジア人としての関係が深く関与してそうです。

ロシア社会において中央アジアの人々は差別される傾向にあります。そしてイスラム教徒となれば社会の風当たりは強いでしょう。幼少期に内戦によりロシアのサンクトペテルブルグに移住し、両親と暮らしていたそうですが、両親がキルギスに戻った後に、ロシア社会に馴染めず孤独を感じていたのではないでしょうか。




3. ISISの勧誘はあったのか?

ISIS

このような状況の中でやはり拠り所は宗教となり、また同じ差別を受けている同胞との関係を強くする傾向があります。そして敬虔なイスラム教徒でないことからも、とても過激な思想に染まりやすくなっており、その心の隙間を乗っ取られた可能性があります。

今回ジャリロフ容疑者とテロ行為を企てたとして、複数人のロシア在住の中央アジア人が逮捕されました。その中にはISISの思想を伝え、ISISに勧誘する人物もいるそうです。社会に馴染めず不安を持ったジャリロフ容疑者をISISの思想で巧みにコントロールしたのだと思われます。

アル・カイーダの時もそうでしたが、差別を受けていたり、貧困で苦しむ人物を思想で巻き込み徹底的に洗脳し、自爆テロにまでもっていくケースに当てはまります。そして現在のISISは全世界で同じような勧誘活動行い、無差別テロを実施しようとしています。今回もそのような社会のひずみに付け込んでの犯行だったに違いありません。

4. プーチンのISISに対する今後の対応は?

プーチンとISIS

プーチン大統領は今回のテロ事件を受けて、本格的にISISを掃討しにかかると思います。自分のお膝元でのテロ事件であることからも、徹底的にまずはロシア国内での過激思想を持つ人物を検挙していくのではないでしょうか。そして現在アメリカと揉めている、シリアにおいても、アサド政権のバックに君臨しながら、ISISの殲滅を実行していくのではないでしょうか。

しかし、これには危険を伴っておりロシア国内での更なる中央アジア人やイスラム教徒の差別に繋がる可能性があります。そしてそれらの差別を受けることになる人々が、更に過激思想に染まっていく可能性もあります。そしてその国々がテロの温床となったと認識した場合、ロシアは中央アジアに侵攻していく可能性もあります。

これはあくまでも悲観的なシナリオですが、プーチン大統領は旧ソ連の支配国を再度支配下に入れたいと考えています。もちろん親ロシアの国家に関しては現状維持になると思いますが、ジョージアなどの国家に関しては圧力のきっかけになる懸念が残ります。

とにかく、このテロ事件をきっかけとしてプーチン大統領の中央アジアに対する圧力が強まる可能性があり、注意が必要です。そして、やはりこのような自爆テロを無くすためには、社会環境を良くする以外方法はないように思います。多民族多宗教国家における成功のカギはもう相互的なリスペクト以外にありえません。社会的弱者を生まない政策こそが、テロ防止の最短距離になるのではないでしょうか。

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この記事のチャナレはこれだ!

・プーチンのお膝元であるサンクトペテルブルグで地下鉄テロが発生した

・容疑者はロシア国内で差別の対象となっている中央アジア系のイスラム教徒

・ISISはあまり敬虔でないイスラム教徒の若者を過激思想に染めることが得意

・プーチンはISIS掃討を理由として、中央アジアへの圧力を強める可能性がある

・プーチンのテロ対策の結果、差別が過激化し更なるテロを生む可能性がある

・社会環境を整え、社会的弱者を減らさない限り、ISISの思うつぼである

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