小池百合子が都民ファースト代表辞任!理由は二元代表制と国政復帰?

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小池百合子都知事が都議選で大勝した翌日である7月3日に都民ファーストの会代表を辞任するということを発表しました!この理由には二元代表制が機能しないということなのですが、これはいったいどういうことなのでしょうか。そしてまたこの行動は小池百合子都知事の今後にどのように影響するのでしょうか。

1. 小池百合子による都民ファーストの会代表就任と都議選の大勝

まず整理しなければならないのは小池百合子都知事による都民ファーストの会代表就任の流れと、都議選の大勝についてです。

小池百合子都知事の都民ファーストの会代表就任の流れ

小池百合子都民ファーストの会代表辞任二元代表制と自民党復党による国政復帰

小池百合子都知事が都知事選の勝利後の2016年9月20日に、小池百合子都知事を支持する「都民ファーストの会」が発足されました。まずこの段階ではあくまでも小池百合子都知事を支持する政治団体でした。

2017年1月23日に都民ファーストの会が小池百合子都知事を支持する議員による地域政党であるということを表明します。そしてこの時に代表は野田数氏が就任しています。こと時は小池都知事は正式に自民党を離党しておらず、また知事職に専念するという理由から役職にはつかないというスタンスでした。

2017年4月28日という都議選を見据えての動きが活発になる頃に、小池百合子都知事は都民ファーストの会の特別顧問に就任し、6月1日に代表へ就任しました。そして同日自民党に離党届を出し、受理されています。が、これは当面保留扱いという形となっています。

都民ファーストの会の都議選の圧勝

小池百合子都民ファーストの会代表辞任二元代表制と自民党復党による国政復帰

そして7月2日に行われた東京都議会議員選挙では都民ファーストの会は候補者50人中、八丈島以外の地域で立候補した49人が当選するという大フィーバーが起こりました。これによって連立を組む公明党などの当選者を合わせるとゆうに過半数を超えることになりました。それに対して自民党は歴史的な大惨敗となります。よってこの小池百合子都知事と自民党の戦いは、小池百合子都知事の圧勝となりました。

2. 小池百合子の都民ファーストの会代表辞任とその理由である二元代表制

しかし、小池百合子都知事は都議選翌日の7月3日に都民ファーストの会の代表を辞任すると発表しました。その理由は二元代表制にあるといいます。

都民ファーストの会の代表辞任理由である二元代表制とは?

小池百合子都民ファーストの会代表辞任二元代表制と自民党復党による国政復帰

二元代表制というのは日本国憲法第93条に基づく地方行政の在り方なのですが、簡単に言うと地方行政はその地域の住民から選挙によってえらばれた首長と議員の二つに分かれており、その首長が地方行政を執行し、その執行を議会(つまり議員)が監視するという役目があるということです。

今回のケースでは住民に選ばれた小池百合子都知事が東京都の首長であり、都民ファーストの会が与党となっているのが東京都議会であるということで、その与党の代表である小池百合子都知事が首長であると、すなわち二元代表制の監視能力が無くなると懸念されます。

このことを意識した小池百合子都知事は二元代表制をしっかり機能させるためにも自ら代表を辞任するという行動に出たのです。

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3. 小池百合子の都民ファーストの会代表辞任の本当の狙いは自民党への復党による国政復帰か?

しかしこの小池百合子都知事の都民ファーストの会代表辞任は、なんか理由はしっかりしてそうですがとても不思議で仕方ありません。その裏には国政復帰があるのではないでしょうか?

都民ファーストの会代表を辞任しても構造は変わらない

小池百合子都民ファーストの会代表辞任二元代表制と自民党復党による国政復帰

まず小池百合子都知事が都民ファーストの会代表を辞任しても、都民ファーストの会の力学が変化するはずがありません。つまり小池百合子都知事の考える行政を支援するのが都民ファーストの会であり、逆に小池百合子都知事を監視する側に回ると多くの無名議員の集団であるこの政党が生き残れるはずがないのです。

このことからも小池百合子都知事が代表を辞めたとしても本質的には何も変わりません。それでも表面的なパフォーマンスとともに、意図を感じる辞任劇をしていると感じます。

小池百合子の狙いは自民党への復党による国政復帰か?

小池百合子都民ファーストの会代表辞任二元代表制と自民党復党による国政復帰

そして考えざるおえないのは小池百合子都知事が国政復帰をもう狙っているということです。多くのマスコミは今後都民ファーストの会が国政に進出するという報道をしていますが、それがいかに難しいことか容易にわかるはずです。もちろん東京都民の多くの票を集めているのは事実ですが、国政となると大きな支持基盤が重要となり、単純な小池百合子都知事人気のみで勝てる場ではないはずです。そしてそのことを小池百合子都知事が一番理解されているはず。

このような中で国政復帰を狙うとなれば、おそらく自民党に復党することだと思います。なんともいわくつきな離党届の保留もあることから裏で内々に復党を握っているのではないでしょうか。もちろん小池百合子都知事は内閣総理大臣を狙っているので最大与党に戻るメリットがあり、自民党としても小池百合子都知事人気を最大限に生かせることになります。このことから実際は影響力を保持しながらも形として党の代表を離れて既成事実化し、最終的には都民ファーストの会は自分の政党ではないということで自民党に復党するというのは十分にあり得ます。

もちろん今は自民党への復党などにはなりませんが、2020年を終えて都知事の任期を終えたら、自民党との問題もほとぼりが冷めていると予測できることからも、都知事二期目には立候補せずに、国政選挙のタイミングを待つのではと思います。

かなり机上の空論ではありますが、小池百合子都知事が国政に復帰し内閣総理大臣になることを思い描いた場合、一番スムーズにいく方法は自民党への復党でしょう。かなりの政治的ゲーム感がありますが、双方にとってメリットのある話です。その時に都民ファーストの会がいったいどのようになっているかが気になりますね。

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この記事のチャナレはこれだ!

・小池百合子が都民ファーストの会代表を辞任した

・小池百合子が気にしているのは二元代表制の機能

・小池百合子が離れても本質的な構造は変わらない

・小池百合子の自民党離党届は保留扱いとなっている

・小池百合子は2020年以降に国政に復帰するため自民党に復党する

・小池百合子はにとっても自民党にとっても双方にうまみあり

・小池百合子が復党した際に都民ファーストの会はどうなっているのだろうか

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1 個のコメント

  • 小池都知事は就任1年で東京を時間と無駄な都税を垂れ流して都を壊し後退させた。国政進出は当初予定の通りとはいえ修復の目処も立たないままでの国政進出は時期尚早。自分本位ではなく都民の為にまずは後始末をしてもらいたい。擦り寄ってくるといえ口の軽い若狭勝氏に自分の思惑を忖度させ、影で糸を引くのはやめて早期に知事職に専念して築地、東京五輪問題を始め解決してもらいたい。

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