小池百合子の自民党離党届は処分保留から受理されたがなぜ除名されず?

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小池百合子都知事が2017年6月1日についに自民党に離党届を提出しました。いままでこれだけ自民党執行側と険悪なムードになっていたにも関わらず、ずっと離党を避けていた小池百合子都知事ですが、なぜこのタイミングで離党を決断されたのでしょうか?

また、この離党届の提出は受理されているにも関わらず二階幹事長のもとで長く保留扱いとなっていました。これはなぜなのでしょうか?そしてこのタイミングで正式受理はなぜでしょうか?

1. 小池百合子が自民党を離党したのはなぜ?

小池百合子自民党離党受理なぜ保留

まず小池百合子都知事がなぜ自民党を離党したのかを考えなくてはなりませんが、これは間違いなく都議選で都民ファーストの会を確実な勝利に導くためでしょう!

今回の自民党は安倍政権になって以来の大ピンチに陥っています。それでもずっと小池百合子都知事は自民党を離党していませんでした。しかし、6月1日のタイミングという都議選前に明確に離党届を出すことによって、選挙を意識している有権者に自民党との決別を意識させ、明確な都民ファーストの会への追い風に変えようという意図があったものと思います。

つまりこの自民党離党はもっと早くても、もっと遅くても効果が低いわけで、どうしても6月1日という都議選直前のタイミングで離党する必要があったと考えてよいでしょう。そして議会で与党になれば二元代表制の問題で代表を辞任しなければならないのはわかっていたはずなのに、わざわざ都民ファーストの会の代表に就任することによって、新たな政党のリーダーとしての確固たるイメージを確立したのでした。

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2. 小池百合子の自民党離党届は受理されたがなぜ処分保留されていた?

しかし気になるのは小池百合子都知事の自民党離党届は提出され受理されたのにも関わらず、処分保留として離党手続きが止まっている状況にあることです。そして小池百合子都知事の離党届は自民党の二階幹事長のもとで止まっています。

離党前に小池百合子は二階幹事長と料亭で会談している謎

小池百合子自民党離党受理なぜ保留

小池百合子都知事が離党前で都議選が本格的になる前のの4月18日に、赤坂の料亭「津やま」で二階幹事長と会談をしています。双方偶然出くわしたと言っていますが、このきっかけを作ったのは小泉純一郎元総理であり、この料亭には安倍晋三総理も“偶然”いたと言われています。

この時、二階幹事長と小池百合子都知事は先日の都知事選での対応で敵対関係にあったと言われています。その2人を小泉純一郎元総理が引き合わせたと言われています。安倍総理の他、自民党の重鎮も揃っての会談は内容について詳しくは公表されていません。しかしこの際に何か話があったのは確実でしょう。

つまり、4月18日とは安倍政権が森友問題で大打撃を食らっていた時期、そして小池百合子都知事の支持者がかなり盛り上がっていた時期です。恐らくこの時点で自民党の敗北は見えており、今後の政権運営について話があってもおかしくありません。最終的に総理になりたい小池百合子都知事の意向は暗黙の了解で理解されているはずなので、小池都政の成功を導きながらどのように国政に戻るのか、国政に戻る際は自民党として議員になるにはどうすべきかストーリーを会話したのではないでしょうか。

二階幹事長が小池百合子の離党届を受理はしたが処分保留にしていた

小池百合子自民党離党受理なぜ保留

そして辻褄が合ってくるのは二階幹事長がなぜ小池百合子都知事の自民党離党届を受理したものの、処分保留にしていたのかという点です。

料亭の会談で過去の総理経験者、現職総理、そして未来の総理候補が並んで会話し、そのバックアップを行う自民党執行部の重鎮が納得するような構図が描かれたような気がします。そして自民党にも都民ファーストの会にも軋轢を生まないような復帰方法として、自民党の離党届を提出し受理はするが、処分保留として放置し様子を見るという案になったのではないでしょうか。

この処分保留が忘れたころに小池百合子都知事の自民党復帰の足掛かりとなり、国政へのチャンスを得るものなのかもしれません。そして自民党は小池百合子都知事が集めた東京の大票田を得ることができるため、双方にメリットのある話となるのです。

3. 小池百合子の離党届は正式受理されたが自民党から除名されず?

そして7月3日の夕方、小池百合子都知事の自民党離党届が正式に受理されました。おそらくこれは小池百合子都知事の動きと自民党側の動きがかなりリンクしていることをクローズアップされたからという見方も出来ます。しかし、自民党から除名はされていません!どのような流れでさえ、裏では自民党復帰を握っているはずなのであとは時間が経つのを待つだけでしょう。

このように小池百合子都知事はかなり将来のことを計算して自民党執行部と連携し、動いているような気がします。この二階幹事長との握りが2020年の都政1期目が終わる頃に効果を発揮してくると思われます。どうなるか楽しみですね。

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この記事のチャナレはこれだ!

・小池百合子は6月1日に自民党に離党届を提出

・小池百合子の離党届は受理されたが処分保留の状態になっている

・小池百合子の処分を保留しているのは敵対していた二階幹事長

・二階幹事長と小池百合子は小泉元総理や安倍総理同席のもと4月に料亭で会談している

・小池百合子と二階幹事長の間で自民党復帰のシナリオが握られている可能性がある

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