現在「痴漢冤罪保険」という保険商品がかなりの勢いで契約件数を伸ばしているという報道がありました。その数は2017年5月に入ってから前月までにくらべて10倍の月契約件数があがっていると言われています。
この痴漢冤罪保険が今注目されているのは何故なのでしょうか?そしてこの保険の費用と保険内容というのはどのようなものなのでしょうか。
2. 痴漢冤罪保険がどうして注目されている?
痴漢冤罪保険が注目されている理由はもちろん痴漢行為として警察に捕まってしまい立件されてしまうと99%以上が有罪になるという事実でしょう。痴漢の場合はどうしても被害者の主張にひっぱられる傾向があり、かつ自分がその場で痴漢行為をしていないと立証することは難しくなることから証言のみで有罪にされてしまいます。
実際に痴漢行為をしたならまだしも、満員電車の中で近くにいただけで間違って捕まえられる可能性もあり、そしてやってないと言っても被害者がこの人がやったと言えばそのまま逮捕されてしまいます。ここから自分がやっていないという立証は個人では難しいというのが現状です。恐らく多くの痴漢逮捕の中には冤罪であるものも含まれているはずです。痴漢で逮捕されると職場はクビになり、社会的な地位も落ちてしまいます。本当に人生が転落してしまうのです。
そしてこのような痴漢冤罪に巻き込まれそうな場合は、現行犯逮捕を免れるためその場から逃げなさいと色々なメディアで発信されました。すると最近は多くの人が電車の線路内などに飛び込んで走って逃げるということをしており、実際に至る所で電車が止まってしまうという状況が生まれています。また実際に地下鉄の線路内を逃げた男性はその後に入ってきた電車に轢かれて死亡しています。それくらい線路内逃走は危険をはらんでおり、痴漢をしていなくても電車を止めるなどの行為で逮捕されてしまう可能性もあります。
そのような中で生まれたのが「痴漢冤罪保険」です。痴漢冤罪保険は被保険者が痴漢冤罪に巻き込まれた際に弁護士が駆けつけてくれる保険です。誤認逮捕だと本人が言ったとしても警察が許してはくれないですが、弁護士が来てくれることによってしっかり法に則った対処を教えてくれることになります。確かに何かあった際に弁護士が来てくれるのは安心ですよね!
2. 痴漢冤罪保険の保険内容は?
痴漢冤罪保険の保険内容は以下のようです。
契約者が痴漢の疑いをかけられた際、スマートフォンなどを通じて通報すると、提携する全国各地の弁護士に一斉に緊急メールが届く。通報者の位置情報も発信されるため、近くの弁護士が駆けつけたり電話で相談に乗ったりする。事件発生後48時間以内の弁護士費用が全額補償される。
つまり警察に捕まった際にすぐに通報することで近くの弁護士が来てくれるということなんですね。確かに逮捕直後というのはどのように対応していいかわからず一番パニックになっている時です。その時にすぐに弁護士を呼べるのはとても効果的かもしれません。
3. 痴漢冤罪保険の費用は?
この痴漢冤罪保険はジャパン少額短期保険という保険会社のサービスなのですが、費用は月額590円からだということです!この値段だと確かに払えない額ではないですね!人生で一度でも巻き込まれてしまうと本当に転落してしまう可能性があることからも安心なのは確かです。
4. 痴漢冤罪に巻き込まれる確率は?
そこで気になるのが痴漢冤罪に巻き込まれる確率です。40年間毎日満員電車に乗り続けた時に1度でも冤罪に巻き込まれる確率は約0.03%くらいだそうです。つまり40年間毎日ラッシュの電車に乗った人が3万人いるとして、その中で1人いるかどうかという数字です。これが高いとみるか低いとみるかですが、ある意味滅多に発生はしないということです。一生のうちに交通事故に遭遇して死ぬ確率は0.01%くらいだそうなので、交通事故で死亡する確率よりかは高いくらいということですね。
このように痴漢冤罪に巻き込まれる可能性は低いですが、巻き込まれた場合に有罪になる確率は99%ですので、居酒屋でのビール1杯分を保険に回すのはありかもしれないですね。とにかく痴漢は許しがたい犯罪ですので絶対にやらないようにしてください!
この記事のチャナレはこれだ!
・痴漢冤罪保険の加入が急激に伸びている
・痴漢冤罪保険では冤罪に巻き込まれた場合に近くの弁護士が駆けつけてくれるサービス
・痴漢冤罪保険は月額590円と居酒屋でのビール1杯分の費用
・痴漢冤罪に巻き込まれる確率は40年間毎日満員電車に乗り続けた時で0.03%
・とにかく痴漢はしてはいけない
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