週刊文春が下村博文元文部科学大臣が加計学園から闇献金を受けたのではという疑惑の報道をしました。もしこれが事実なら安倍総理や現在の自民党の文科省と繋がりの強い議員は加計学園とズブズブの関係なことは間違いないことになります。
下村博文元文部科学大臣がどのような人物か、またそのお金の受取先となっている下村博文元文科相の後援会である博友会とは何なのか、違法のポイントはどこなのか調べてみました。
目次
1. 下村博文元文科相ざっくり紹介
下村博文元文科相は1954年5月23日生まれの群馬県高崎市出身です。早稲田大学教育学部を卒業されています。また大学4年生の在学中に小学生を対象とした学習塾である「博文館」を開設しています。また早稲田大学雄弁会に所属し、そこで政治家を志すことになりました。
1996年の衆議院議員選挙で自民党から出馬し初当選されています。そこから自民党内で着々と実力を積み上げていきます。2012年12月発足の第二次安倍内閣において文部科学大臣兼教育再生担当大臣として初入閣しています。ここでも安倍総理との信頼関係の強さが見てとれるでしょう。2014年の第3次安倍内閣においても文部科学大臣に就任しています。このことから見ても下村博文元文科相は文部科学省との繋がりは強くあった人物と言えるでしょう。
2. 下村博文元文科相の後援会である博友会とは?
そして下村博文元文科相の基盤となっているのは博友会という後援会です。今回のスクープはこちらの後援会からの資金の流れに注目されているのですが、実は過去にも政治資金が博友会から下村博文元文科相に対して講演料という形でお金が政党支部に流れていると指摘されていることがありました。
その際は結果として講演料は貰っていないと一貫して否定しており、結果としてはうやむやになっています。そして忘れた頃に同じような問題がまた噴き出してきたことになります。
3. 博友会が加計学園から200万の闇献金を受けたのか?
週刊文春によると2014年当時文部科学大臣であった下村博文氏の後援会である博友会が大規模な資金集めのパーティーを開催しており、9月27日のパーティーで加計学園から100万円、そしてその翌年である2015年の10月10日のパーティーではまた加計学園から100万円の入金がありました。そしてこの入金はパーティー券の購入であることを複数の関係者が認めている状態になっています。ちなみにこの100万円という入金は他のどのパーティー参加者よりも多い金額だそうです。
このことからも獣医学部新設に関わる計画が進行していた当時、加計学園は下村文部科学大臣とかなり近い関係にあったことが明確にわかります。
4. 加計学園からの献金の違法な理由は?
この加計学園から下村博文元文科相の後援会である博友会に入金された200万が違法献金なのではと指摘されています。政治資金規正法は20万円以上のパーティー券の購入があった場合、政治資金収支報告書に記載しなければならないという法律があるのですが、今回のケースにおいては博友会の報告書には加計学園からの寄付は記載されていませんでした。
下村博文元文科相は加計学園からの寄付自体を否定しており、チケット購入の事実もないと真向から否定しています。しかし下村事務所の当時秘書であった榮友里子文科大臣秘書官の「日報」にはしっかり加計学園との繋がりがわかる記録が文書として残っています。
このようなことから加計学園と安倍総理の関係だけでなく、安倍総理の側近といっていい下村博文元文科相との癒着まであるとなると、加計学園と文科省自体がズブズブの関係であり、加計学園ありきの獣医学部新設計画であったと疑わざるおえない状況でしょう。今後の展開に注目です。
この記事のチャナレはこれだ!
・週刊文春が下村博文元文科相が加計学園から違法献金を受けているのではと指摘した
・下村博文元文科相は第2次安倍内閣で初入閣した安倍総理の側近
・安倍総理はその側近である下村博文氏を2回の組閣において文部科学大臣にしか任命していない
・下村博文元文科相の後援会である博友会は加計学園からの200万円のパーティー券購入における入金を受けている
・しかし博友会は政治資金収支報告書に加計学園からの入金を記載しておらず、そのまま政党支部へ流したのではないかと疑われている
・下村博文元文科相はそもそも加計学園からパーティー券の購入はない否定している
・もしこれが事実ならば安倍総理及び文科省と加計学園はズブズブであることがわかる
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